腰痛

スポーツで起こる腰痛(腰椎すべり症について)

こんにちはペルレ整骨院です!
今回は『腰椎すべり症』という疾患についてのお話です。
過去のブログで「腰椎分離症」についてお話ししましたが、深く関係があるので、
合わせて参考にしていただければと思います。

すべり症とは?

背骨(脊椎)は一つ一つの「椎骨」が重なり連なって構成されています。
その「椎骨」が文字通りすべってしまう状態を『すべり症』といいます。
椎骨がすべるのでどの箇所でも起こりえるのですが、前後の曲がりを得意としている「腰椎」に
発症することが多いです。
なのでここでは『腰椎すべり症』についてお話していきますね!

腰椎すべり症

『腰椎すべり症』は大きく分けて2種類に分類されます。

腰椎変性すべり症

こちらは多くは加齢により、椎骨を固定している組織(椎間板、靭帯、椎間関節など)が変性してしまい
椎骨の安定性が失われて、すべりが生じてしまう疾患です。
※原因は加齢によるものだけではありません。

腰椎分離すべり症

スポーツをしている方に関係が深いのはこちらの疾患です。
「腰椎分離症」で椎弓が骨折し偽関節を構成してしまうと、椎骨の安定性が失われてすべりが生じます。
つまり、「腰椎分離症」に合併して起きるので『腰椎分離すべり症』というわけです。
※原因はスポーツによるものだけではありません。

👉腰椎分離症についてはこちら

                     腰椎すべり症の図

症状

「椎骨」がすべる(前方滑りがほとんど)わけですから、当然のことながら神経や血管を圧迫します。
程度にもよりますが主には腰痛下肢痛が出現し、しびれや歩行時に痛みが出て休むと治る「間欠性跛行」
なども症状としてあります。
間欠性跛行は脊柱管狭窄症でも現れる症状です。
脊椎がすべることによって脊髄が通っている脊柱管が狭くなっていると考えられます。

対策として

重度の症状が出ている場合は手術の適用も考えなくてはなりませんが、
背骨(脊椎)を安定させるために筋力トレーニングやストレッチを行っていくことで
効果をもたらすことは十分に可能です。
特に何度も繰り返しになりますが、体幹のインナーマッスルを鍛えることはとても重要ですので
ぜひ取り入れていただきたいと思います。

👉背骨のお話
👉体幹のインナーマッスル大腰筋トレーニング

最後に

腰椎すべり症などの腰痛には、やはりそうならないために予防しておくことが重要です。
普段から体幹トレーニングやストレッチを習慣化していくと良いですね!
何かお身体の不調やお悩みなどありましたら是非一度、杉並区富士見ヶ丘ペルレ整骨院までご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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