こんにちは、ペルレ整骨院です。
今回は子供に起こりやすい肘の痛みの一つ『肘内障』についてお話しします。
お子さんはなかなか痛みについてうまく伝えることができなかったりします。
なので大人のかたが良く観察して気づいてあげることが大切ですね!
肘関節の構造を知ろう
肘関節は3つの骨で構成されています。
橈骨(とうこつ)、尺骨(しゃっこつ)、上腕骨(じょうわんこつ)です。
皆さんが思い浮かべる肘関節のイメージとしては、
曲げ伸ばしをする尺骨と上腕骨の関節ではないかなと思います。
しかしここにもう一つの骨が関与することによって、前腕部が回転する動きが生まれます。
橈骨と尺骨の関節で、橈骨が回転する動きをします。
3つの骨が組み合わさることで複雑な動きが可能になるんですね。
そこに関節包や靱帯などの軟部組織、いろいろな筋肉がくっついて肘関節になります。
肘内障
子供の肘関節の痛みでなかなか多いのがこの『肘内障』です。
歩き始めから小学校に入る前くらいのお子さんに起きます。
橈骨の骨頭は輪状靭帯という靭帯によって尺骨に連結されているのですが、
そのくらいの年齢のお子さんはまだ橈骨頭や輪状靭帯が未発達で、おもに手を強く引っ張られたりすることで
輪状靭帯が橈骨頭からずれた状態になります。いわゆる肘が抜けたというやつですね。
これが『肘内障』です。
肘内障になったお子さんは軽く肘をまげてだらんと垂らした状態になります。
痛いのでバンザイもできませんが、肘以外の関節は動かすことが可能な場合が多いです。
小さなお子さんの手を引っ張るときは注意するようにしましょうね!
肘内障の治し方は?
肘内障は基本、徒手整復といって手で肘を入れる形をとります。
お子さんによっては知らないうちに入ってた!なんてこともよくあります。
簡単にできるのでご紹介いたしますが、やはり専門知識を持った術者に施術してもらうのが一番良いので、
整骨院や整形外科を訪問なさってくださいね!
最後に
杉並区富士見ヶ丘ペルレ整骨院ではご本人のお悩みだけでなく、お子さんはもちろんのこと
ご家族やお友達のお悩みも気楽にご相談いただければと思っています。
ちょっとした疑問でも知りたいことでもありましたら、ぜひお電話ください。
もちろんそのままご来院いただいても結構です。心よりお待ちしております。
最後までお読みいただきありがとうございました。