関節痛、関節の疾患

肩関節の安定性を高めましょう

こんにちは!ペルレ整骨院です。
今回は、いや今回も「インナーマッスル」のお話しです!
もう何度も何度もインナーマッスルの大切さについてお話ししてきたので、
皆さんはインナーマッスルが「安定」に重要な役割を果たす筋肉、
という事をご理解されているかと思いますが、またお付き合いください!

肩関節のインナーマッスル回旋腱板

肩関節の安定性を担っているインナーマッスルを『回旋腱板』(ローテーターカフ)といいます。
肩甲骨から上腕骨にくっついている4つのインナーマッスルの総称です。

回旋腱板(ローテーターカフ)

棘上筋—肩甲骨の棘上窩から上腕骨の大結節にくっついている
棘下筋—肩甲骨の棘下窩から上腕骨の大結節にくっついている
小円筋—肩甲骨の後外側縁から上腕骨の大結節にくっついている
肩甲下筋—肩甲骨の肩甲下窩(体幹側)から上腕骨の小結節にくっついている

こんな筋肉です。
この4つのインナーマッスルによって、肩関節は安定性を保っています。

回旋腱板の働き

回旋腱板にはそれぞれの働きがあります。
骨格筋(一般的なイメージの筋肉)は骨から骨へくっついていて収縮するのが仕事なので、働きとしては、、、。
棘上筋—腕を外側に開いて上げていく(肩関節外転)
棘下筋—腕を後ろ側に回転させる(肩関節外旋)、腕を肩の高さに水平に開いている時に後ろ側に引く(肩関節水平伸展)
小円筋—棘下筋と連動して同じ働き
肩甲下筋—腕を前側に回転させる(肩関節内旋)、腕を肩の高さに水平に開いている時に前側に曲げる(肩関節水平屈曲)、腕を体側に引き寄せる(肩関節内転)
という具合になります。
これはあくまで単体の働きで、連動して働くときに腕を回転させる動作(肩関節回旋)が生まれます。

回旋腱板が原因の肩関節の痛み

回旋腱板はインナーマッスルなので、放っておくとやはり弱りやすいです。
施術をしていて棘上筋と小円筋の問題がとても多いと感じています。
棘上筋は肩甲骨と鎖骨でできているトンネルを通って上腕骨にくっつくので、
そこで炎症が起きやすいですし、弱っているといつの間にか腱板断裂を起こしたりもします。
小円筋も弱って短縮し硬くなっているとちょっとした動作で腱板炎なんてことに。
なので普段から意識して動かしたり温めたり、正常な状態にしておくことが大切です。

最後に

肩関節にはいろいろな筋肉がくっついていますし、関節包や靭帯、関節唇などもあります。
どこに問題が起きているかによって施術の仕方は変わってきます。
肩の痛みや動きの悪さなど、お悩み疑問がありましたら是非一度杉並区富士見ヶ丘
ペルレ整骨院までご相談ください!
最後までお読みいただきありがとうございました。

 

関連記事