関節痛、関節の疾患

関節、骨に関する基礎知識

こんにちは!ペルレ整骨院の吉尾です。
関節に関わる疾患を経験している方が多くいらっしゃいます。今まで痛みについて腰痛や肩こりなどの筋肉、筋膜などの痛みについての話を色々としてまいりました。
今回は、関節や骨の基礎的な話をしていきたいと思います。
ちょっとお時間をいただいて、解説していきます。

関節の疾患について

人間の関節はいくつあるかご存知でしょうか?約260ヶ所の関節があります。
関節の障害としては、変形性関節症靭帯損傷半月板損傷、関節リュウマチ、骨頭壊死、スポーツ障害では子供のオスグッド捻挫、脱臼、骨折などいくもの疾患があります。
その中でも、日本では高齢者の変形性関節症が多くみられる疾患の一つです。

関節はどうして痛くなるのか?

変形性関節症を例に挙げますと、膝関節、股関節に良く見られます。それはなぜかというと、両部位とも体重を支えている関節だからです。
例えば、大腿骨(太もも)、脛骨(すね)の関節といえば膝ですね。それぞれの骨の関節面は、関節軟骨が骨をカバーするように覆っています。
なぜ関節軟骨が存在するのかというと、骨を守っているのですね。骨には骨膜があってそこは非常に痛み刺激を受ける神経の受容器が多く存在します。ただ、関節軟骨には痛みを感じるものはありません。関節を英語では、joint(ジョイント)です。関節はつなぎ目ですから、歩く、走る動作で骨と骨が擦れ合って動きます。
いずれはその関節軟骨は、削れてしまい骨まで達してしまうと痛みを生じてきます。

骨の組織は作り変えられ、運動によって強くなる

骨の組織は、生涯において約3年周期で入れ替わります。リモデリングと言って、骨折した場合も数ヶ月の間に新しい骨細胞によって再生されます。
骨は、圧刺激を加えることで強化されます。これは圧電現象によるものなんです。
圧電現象については、また違うブログでお話ししていきたいと思いますが、簡単に言うと圧がかかることで微弱な電気が発生します。さらに骨組織は、破骨細胞によって吸収され、骨芽細胞によって増殖をすることを繰り返され、圧電現象も加わり強くなります。
前述では、膝などの関節は加重がかかることで軟骨がすり減ると言いましたが、骨を強くする前提は加重をかけることです。
矛盾していることを言っているようですが、動かすこと、加重をかけることは骨には大切なことです。
加齢によって、関節軟骨がすり減ることは多かれ少なかれ起きてしまいます。しかし、運動量の少ない人ほど骨の強度は弱くなるので、適度に運動をすることが重要です。

痛めないようにセルフケアしましょう

いつも申し上げることですが、今は痛くなくても膝、股関節は負荷のかかる関節ですからいずれ痛くなる方が多くいらっしゃいます。人によってO脚、X脚になっている方、姿勢の悪い方は関節を痛めやすいです。と言うことで、今回も簡単なセルフケアの運動をお教えします。
やはり、下半身の強化については、できる人はスクワットが一番いいと思います。自重で行うことでも十分下半身の筋肉や骨にとって十分な圧力で、強化できます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。これから、関節の疾患、痛みなどについてブログを書いていきますので、またよろしければ、立ち寄ってお読みいただけると嬉しいです。
このブログをご覧いただいている方で関節の痛み、関節疾患を抱えていらっしゃる方は、ペルレ整骨院・鍼灸院にお問い合わせください。

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