こんにちは!ペルレ整骨院の吉尾です。
今回は、腰痛について『急性腰痛』と『慢性腰痛』について解説していきたいと思います。また、あなたが『ぎっくり腰』になった場合の処置なども簡単にお伝えしたいと思いますので、時間がありましたら読み進めてください。
腰痛の現状について
2015年の厚生労働省の統計によりますと、腰痛症で悩む方の人数は、全国で2800万人にもおよびます。それは人口の1/4が腰痛を抱えていることになるんですね。多くの方が何かしら腰に痛みを感じているのが現状です。
当院に来院される患者様に関しても、肩の疾患とともに腰痛が1、2位を争うほどです。
『急性腰痛』と『慢性腰痛』の違いとは?
では最初に、急性腰痛についてお話ししていきましょう。良くぎっくり腰になったという方がおられますが、一般的に俗語で『ぎっくり腰』を急性腰痛と言っています。専門用語的には、腰部捻挫や腰椎椎間関節捻挫と言われものや筋筋膜性腰痛など軟部組織の炎症で急激に痛みが出現するものです。
次に慢性腰痛ですが、当初ぎっくり腰を起こして、しっかり治さずに慢性腰痛になってしまう場合もありますし、椎間板ヘルニア、脊柱管狭窄症、腰椎分離症など不良姿勢や負担のかかる生活習慣から長年かけて繰り返し腰痛になる場合に慢性腰痛として捉えています。また、このような具体的な原因というものがなく、じくじくと腰痛を訴える場合も少なくありません。慢性腰痛はとても厄介で治りにくいことも多いです。
急性腰痛の処置と対処法
今回は自宅などで急性腰痛になった場合の処置と対処法について解説いたします。
急性腰痛は、何か重いものを持った時に痛くなったり、お子さんを抱っこしようとして痛めたり、朝顔を洗おうとして前かがみになった時に痛めるなど様々です。ゴルフやテニスなどのスポーツで強く体を捻って痛める場合もよくあります。
大抵動くことが困難だったり、ゆっくりしか歩けなかったり、動作困難になることが多いでしょう。
そのような場合になったら、次の手順で対処してみてください。
- 動けないほどの痛みでは、まずは無理に動かさず安静を保ちます。楽だとは言え、ソファーなどに長く座らない。
- うつ伏せに寝て、患部を氷嚢やアイスノンなどで冷やす。
- 10分冷やして、5分休んで、また10分冷やすを繰り返す。
- お持ちでしたら、冷シップを当てる。
- うつ伏せで寝ていると辛い時は、横向きなど楽な体勢で休む
- 動く際には、コルセットやさらしで固定する。
痛めて動けない時はここまでやってみてください。通常のぎっくり腰なら少しは軽減できると思いますが、4、5番はお持ちで無い場合もありかと思いますので、しっかり冷やすところまではやっていただくことをお勧めいたします。
決して急性腰痛では、お風呂などで温めたりしないようにしてくださいね。痛みが余計に強くなることがあります。
まとめ
急性腰痛については、早い処置が重要です。一応、応急処置として冷やすこと、さらに固定するところまやっていただければ優秀です。その後はすぐに、当院にご連絡いただき、ご来院くださればと思います。
何かの際には、いざという時の駆け込み寺『ペルレ整骨院・鍼灸院』にお問い合わせください。