こんにちは!ペルレ整骨院の吉尾です。
姿勢は正しくしなさい!と今まで耳にタコができるほど言われているかもしれませんが、今日のブログではその「姿勢」について話していこうと思います。
少しは参考になるかもしれませんので、読み進めてみて下さい。
頭の重さって何グラム?
日頃みなさんは、頭の重さとか気にしたことありますか?頭の重さってどれくらいあるのでしょうか。
「そんな頭の重さなんて気にしたことないよ」「頭ってそんな重くないでしょ」「具体的な重さなんて知らない」それほど頭の重さを気にしてる方は少ないと思います。
実は頭の重さは、個人差はあるものの大体4〜5kgほどあります。例えてみると頭にスイカが載っている様なものです。何気に重いと思いませんか(笑)
日々の生活習慣が問題
そもそも人間は常に2足歩行なのは当たり前のように知っていますよね。人間以外の動物はほぼ4つ足です。進化した結果、不安定な人間の体の一番上に乗っかっているのが頭で、それを細い首が支えています。
正しい姿勢でいるときは頭の重さは4〜5kgなのですが、普段のみなさんの姿勢はどうでしょうか?
例えば、多くの日本人はデスクワーク中心の仕事に携わり、毎日パソコンとにらめっこです。朝出勤して帰るまで8時間のうちどれくらいパソコンや机に向かっているでしょうか。さらに、ほとんどの方はスマホを見ています。
2021年の日本人のスマホ利用時間の19.7%の人は「2時間以上3時間未満」、16.3%の人は「1時間以上2時間未満」だそうです。
このような仕事と日常生活のでのスマホ利用で多くの人はどんな姿勢で生活してることでしょう。
恐らく、頭は前方や下に傾いて猫背になっていることと思います。自分が多くの患者様をみても猫背の方がほとんどです。
姿勢によって頭は重くなる
では、姿勢が悪くなり頭の位置や角度が変わると、どれくらい頭の重さに変化が出るのか考えてみましょう。
人間の背骨は頚椎が7個、胸椎が12個、腰椎が5個と仙骨、尾骨で構成されています。正しい姿勢というのは「生理的彎曲」といって、背骨が前後にS字状に緩やかにカーブしています。「良く背筋をまっすぐにしなさい」と怒られた経験は誰もがあると思いますが、実際は背骨は前後にカーブしていることでバランスを取っています。細かく言いますと、頚椎は前弯、胸椎は後弯、腰痛は前弯、仙骨は後弯し尾骨で前弯しています。
そこで頭の重さは、正しい姿勢で体幹にしっかりまっすぐ乗った状態を0°とすると、4〜5kgですが、15°前方に傾いた場合頭の重さは12kgにもなってしまいます。30°傾くと18kg、45°傾くと22kg、最大60°傾くと27kgほどの体感重量になってしまいます。
ストレートネックになっている
ストレートネックとは、頚椎の前弯がなくまっすぐになっている状態です。先ほどから申し上げている猫背姿勢を日常取っていると起こってしまい、自分ではまっすぐな姿勢を保っていると思っていても前方に傾いてしまいます。
こうなると多くの障害が出てきます。例えば、肩こり、頭痛、首の疾患、神経症状、寝違えなど様々な症状は、今までお話しした様な不良姿勢が原因です。
正しい姿勢が大事
今まで話してきました姿勢による影響は、首周りの疾患だけではありません。当然、腰痛や股関節、膝関節などにも影響を与えます。
また外見を見ても、年齢を重ねれば重ねるほど、姿勢が悪いと余計に老けて見えてしまいます。アンチエイジングと気になさっている女性の方なら、日頃から正しい姿勢を意識していれば、「姿勢美人」になり実年齢よりも若く見られることでしょう。
最後に
当院では、初診で来院された方についてほぼ「シセイカルテ」というAI姿勢分析システムを使って、6カットの姿勢を画像に撮り現状の姿勢をチェックしています。その上で、問診や検査を行い施術をしております。また、治療だけでは姿勢を維持することは難しいのが現実です。
今後、当院では「ゆらぎストレッチ」といった体を自ら動かし、柔軟性をつけてもらう施設を開設します。また、詳しいことはお電話などでお問い合わせください。
今一度、ご自身の姿勢を気にしてみてはいかがでしょうか。日頃から姿勢には注意して、健康的に生活を楽しんでいきましょう。